名古屋を代表するヒップホップグループM.O.S.A.D.のMC・TOKONA-X。
日本語ラップ界のレジェンドの一人であり、78年式(53年組)の一人です。
今回はそんなTOKONA-Xの人気曲や名曲をまとめました。
僕の好みで選んでいるので、偏っているかもしれませんが良い曲がたくさんあります。
それでは早速見ていきましょう!

知らざあ言って聞かせやSHOW
2004年リリースで、TOKONA-Xの代表曲の一つ。
MCバトルでよく使われるビートなので、知っている人も多いトラックと共に人気の高い曲です。
独特の雰囲気のアッパーでリピート感の強いトラックと名古屋弁のラップがカッコいい!

New York New York
2004年リリースのアルバム「トウカイXテイオー」収録曲。
メロウでビートの効いたトラックと、TOKONA-Xのラップがマッチした一曲。
TOKONA-Xの曲の中ではストリート感をあまり感じない、哀愁を感じるような曲ですね。

Nexxxt Big Thing
2004年リリースのアルバム「トウカイXテイオー」収録曲。
トラックやラップも含めてコミカルさと怪しさを感じる曲調ですが、リリックは尖っていたりアンダーグラウンド感も感じる独特な一曲ですね。
WHO ARE U?(DJ RYOW)
2005年リリースで、TOKONA-Xの代表曲の一つ。
煽るようなトラックとゴリゴリなラップがイケイケな、アッパーでギャングスタな曲。
かなりアッパーな曲ですが、2種類のリミックス・ヴァージョンがあります。
一つは、同世代(78年式)のMCが揃った客演のマイクリレー、もう一つは世代の広がった客演のマイクリレー。
WHO ARE U ?(78ers Remix)客演:M.O.S.A.D., AK-69, 般若, MACCHO
WHO ARE U ? (Remix Mixxx!!)客演:ANARCHY.般若.紅桜.T-PABLOW
どっちもカッコいい!

I’m in Charge
2004年リリースのアルバム「トウカイXテイオー」収録曲。
ハネ系のビートとギターリフのフレーズが印象的なトラックと、スピード感のあるラップが印象的なアッパーな曲。
リピート感の強い事もあり、かなり中毒性のある曲です。

Where’s my hood at? feat.MACCHO
2004年リリースのアルバム「トウカイXテイオー」収録曲。
OZROSAURUSのMACCHOを客演に迎えた一曲。
メロウなトラックに曲名のとおり仲間と地元をリリックにした哀愁のある曲ですね。

I Just Wanna… feat.Sygnal
2004年リリースのアルバム「トウカイXテイオー」収録曲。
1999年に結成された名古屋のクルー「BALLERS」のSygnalを客演に迎えた曲。
リズミカルでノリノリな曲調は、TOKONA-X式のパーティーチューンって感じでしょうか。
でもリリックは相変わらず尖っていて、アッパー感も感じる曲ですね。

Let met know ya… feat.Kalassy Nikoff
2004年リリースのアルバム「トウカイXテイオー」収録曲。
80年代90年代のフロア系テイストな一曲。
ニュー・ジャック・スウィングテイストなトラックと爽やかな歌と滑らかなラップが、ブラックミュージックテイストを感じさせるスムースな曲ですね。

EQUIS. EX. X
TOKONA-XのDIS曲。
1996年に開催された伝説の日本語ラップのイベント「さんぴんキャンプ」をDISったTha Blue Herb(Boss The MC)に対してのDIS曲です。
DIS曲なだけあって、緊張感のあるトラックとゴリゴリでギャングスタな一曲。
かなりカッコいい!

How we roll feat.DABO,BIGZAM,Mr.OZ
2004年リリースのアルバム「トウカイXテイオー」収録曲。
NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのDABOとBIGZAM、そして名古屋の大御所ヒップホップグループ「Phobia of Thug」のMr.OZを客演に迎えた曲。
クラシカルな雰囲気のビートと、硬派なラップがアンダーグラウンド感の強い曲ですね。
オシャレですがギャングスタ感も感じるトラックに、4人の個性の強いラップ印象的なアッパーな一曲。

最後に
⇨ 【日本語ラップの歴史と名曲】発展期(2000年代~)の人気MCをまとめてみた
日本語ラップは2000年代前後から黎明期から支えたZeebraの下の世代も台頭してきます。 またZeebraたちとほぼ同じ世代であっても、知名度や人気が上がってきたMCもいます。 この時期になると多くの地方勢のMCが活躍し、また[…]
TOKONA-Xの名古屋弁全快のラップは強烈なインパクトがあり、ストリート感の強い曲が多いです。
2004年に他界してしまいましたが、今なお影響力のあるMCです。
トラックも色々なところで使われるていることから、代表曲(のトラック・ビート)は知っている人も多いと思います。
地方勢のラップの筆頭格であり、2000年代の日本語ラップの中で間違いなく伝説級のMCですね!