音楽活動の始め方と今の時代のやり方|ヒントはネットとSNSの活用

音楽活動の始め方を解説します。

音楽活動と一言でいっても、バンド、ライブ、作曲、編集、発信などその内容は多岐に渡ります。

音楽活動は一体どのように始めたらいいのか、音楽活動を始めたい、もしくはこれから音楽活動を始める方に向けて解説します。

そして今の時代の音楽活動のやり方のヒントとなるのが、ネットとSNSの活用です。

音楽活動におけるネットとSNSの活用についても、合わせて解説します。

それでは早速見ていきましょう。

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音楽活動とは

音楽活動

音楽活動の始め方を解説する前に、基礎的な情報をお伝えします。

音楽活動というとテレビに出ているミュージシャンのような活動を想像する人も多いかもしれませんが、決してそれだけではありません。

プロの音楽活動として一般的なのは

  • ライブ・コンサート
  • レコーディングを含めた曲の制作・販売

がメインではないでしょうか。

ただそれだけではなく、舞台の音響や曲の編集なども広い意味で音楽活動になりますよね。

プロの歌手やバンド、音楽家の場合はオリジナル曲の制作が音楽活動として必須です。

ですが、趣味やアマチュアであれば必ずしもオリジナル曲の制作は必須ではありません。

コピーバンドという形体での活動も音楽活動と言えますし、バンドの練習や合唱や合奏(ブラバン)ゴスペルグループの練習やコンサートも音楽活動ですから。

だから個人的には

音楽に関係した事をしていれば音楽活動

だと認識しています。

音楽活動の始め方

音楽活動

音楽活動は活動内容が多岐に渡るので、

音楽活動を始める前にまず目標を明確にしましょう。

最初の大きい分かれ目としては

プロを目指す or 趣味で楽しむ

これを明確にしておきましょう。

ただ音楽活動をしていく中で変わっていくこともあるので、最初の段階ではってことです。

また昔であればプロを目指すならプロダクションにデモテープを送ったり、コンテストやオーディションを受けるのが一般的でした。

ですが、今ではそれにプラスしてネットの口コミからプロデビューの道が開けることもあります。

また趣味の場合の目標だったら、

  • ライブをしたい
  • オリジナル曲を作りたい
  • オリジナル曲を聴いてもらいたい
  • MVを作りたい

など色々あると思います。

趣味で音楽活動するにしても目標が無いと長くは続かないので、ぜひ目標を明確にしておきたいところです。

目標に対してどのような音楽活動をするべきか考える

目標が決まったのなら、

その目標を達成するためにどのような音楽活動をしていけば良いのか?

これを考えてみます。

「ライブをする」という目標だけでも

  • 形体:バンド・ユニット・ソロ
  • 場所:ライブハウス・ホール・ストリート
  • 曲:オリジナル・コピー

など様々な形があります。

もしバンドでライブをしたいけどまだバンドを組んでいないのであれば、メンバーを探す必要がありますよね。

オリジナルだったら、曲を作る必要があります。

また「曲を作る」という目標であっても

  • ジャンル
  • 歌モノ or インスト

を決める必要があるし、歌モノであれば誰が歌うのかも決めていかなければなりません。

ただ個人的には「曲を作る」という目標はオススメしません。(最初の小さな目標としてはアリです)

というのも、「曲を作る」は目標が近すぎます。

一曲も作ったことがなくて「曲を作る」という目標にしたとしても、良し悪しは置いといて曲はどんな形であれ、いずれ作れるようになります。

曲を作り続けていけば、次第に「誰かに歌って欲しい」「聴いて欲しい」という願望も出てくることはよくあります。

それなら

  • 「オリジナル曲をたくさんの人に聴いて欲しい」
  • 「ファンが欲しい」
  • 「オリジナル曲を売りたい」

などの目標のほうがおすすめです。

そして自分が設定した目標に対して、何が必要で何が必要ないか(今はまだ必要ない)を決めていきましょう。

  • 定期的にライブをする必要があるのか?
  • 定期的に新曲を作る必要があるのか?
  • SNSをやる必要があるのか?
  • サイトを作る必要があるのか?
  • MVを作る必要があるのか?

など、目標に必要なモノを決めましょう。

たとえ上記で挙げた活動を全てやるにしても、優先順位を決めて行くのがいいですね。

次は一般的な音楽活動のやり方を解説します。

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音楽活動の今の時代のやり方

音楽活動

音楽活動のやり方は、

  1. オリジナル曲を作る
  2. ライブをやる
  3. (オリジナル曲を販売する)

ここが昔から鉄板です。(コピーバンドはオリジナル曲は必要ナシ)

③はしないという人も多いかもしれません。

オリジナル曲を作る

オリジナル曲を作るためには、作曲や編曲をしていかなければなりません。

バンドじゃなければDTMが主流となるでしょうが、それでもある程度の作曲スキルは必要となってきます。

作曲には少なくても

  • メロディ
  • コード
  • リズム

の基本的知識は必要です。

まだ作曲に慣れていないうちは完璧を求めるのではなく、1曲を完成させることを目標とするのが挫折せずにいいと思います。

バンドであればメンバーで共同作業もできるので、曲作りも楽しめると思います。

作曲の方法については以下の記事でまとめているので、ぜひ参考にしていただければと思います。

→ 初心者のための作曲方法ガイド
PICUP

初心者のための作曲方法ガイドを作成してみました。 作曲の始め方、作曲方法、編曲、DTMなど作曲方法に関わることについてまとめています。 作曲はどうやって始めればよいのか? 作曲や編曲(アレンジ)やり方は? など、[…]

ライブをする

オリジナル曲が何曲か出来上がったら、ライブをする準備に入ります。

ライブ会場の決定

まずライブをする場所を決めます。

  • ライブハウス
  • ライブバー
  • ストリート(路上)

この3箇所が一般的だと思います。

呼べるお客さんの数や立地、音楽形体(バンド・ソロなど)などを考慮して、どこの場所でライブするのが良いのか決めてください。

ライブに集客する

どこでするのかを決めたら次に集客です。

ライブハウスなどはノルマがあることが一般的です。というか演者(プレイヤー)がチケットの買取なのでノルマって形になるんですけどね。

どのようにお客さんを呼ぶか、これを考えましょう。

お客さんを呼ぶためにはライブハウスにフライヤーを打ったり、演者が知人や友人を誘う方法が一昔前の主流でした。

しかし、今の時代ネットが普及しているのでこれを利用しないのは勿体ないです。

ネットで宣伝してお客さんを呼びこみます。

ライブまで練習あるのみ

ライブでお客さんを呼び込む活動の一方で、しっかりとライブ当日まで練習をします。

スタジオを借りて本番さながらに練習するのが一番ですが、毎回は金銭的、時間的な問題があることも多いと思います。

なので、バンドであればボーカルはカラオケボックスで練習できるし、楽器は自宅でも可能ですよね(ドラムは厳しいかもですが)

また市民会館などの会議室など、市区町村の施設を利用するのも一つだと思います。

オリジナル曲を販売する

オリジナル曲を販売するのはライブ当日にオリジナル曲をCDに焼いて、手売りする方法があります。

その他にやはりネットを使うのが効率的ですね。

ライブ会場よりはるかに多くの人に届く可能性がありますから。

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音楽活動のヒントはネットとSNSの活用

音楽活動

前章までは基本的な音楽活動について解説しました。

ここまでで少し触れましたが、今の時代の音楽活動でネットやSNSを活用するとしないとでは、かなりの違いで出てくると思います。

ライブの集客やオリジナル曲の販売にも繋がりますが、ネットやSNSの一番の目的は

ファンになってもらうこと

です。

有名な例で言えば

国内では、米津玄師やDAOKOなどはニコニコ動画から頭角を現したアーティストです。

海外で言えば、ビリー・アイリッシュはネットにアップした自作した曲やMV動画が爆発的に広がり、時代のアイコンとなりました。

今の時代はネットを活用することでここまでの可能性をもたらします。(もちろん色々な要因はありますけど)

またネットでバンドメンバーもネットで集められるしボーカルも募集できるので、音楽活動を始めると同時にネット利用する人も多いと思います。

音楽活動の中でライブはしない人であっても、

  • 「自分というアーティストを知ってもらう」
  • 「曲を聴いてもらう」

という意味では、ネットやSNSは活用したほうが絶対に良いです。

話を戻しますが、ファンになってもらう為にネットやSNSを活用するのですが、その前段として

自分たち(の曲)を知ってもらう

ということから始まります。

ネットを使えば日本だけでなく世界中に発信できるわけです。

ということは、

  • 自分たちを知ってもらう
  • 曲を聴いてもらう
  • ファンになる

可能性の人が世界中にいるってことです。

ファンを作ることは、別に芸能人でなくても有名人でなくても可能なんですね。

ネットやSNSは知人・友人やフライヤーで宣伝するよりも、はるかに多くの人に自分というアーティストや曲を知ってもらえます。

これはライブのお客さんや曲を買ってくれる人が増えることに繋がっていきます。

なので、音楽活動においてネットやSNSを活用するのは必須ですし、何よりその方が楽しいと思います。

ライブにお客さんが入らないのなら

もしライブを何回やってもお客さんが入らない・・・(泣)

と悩んでいるのなら、努力する方向を変えてみましょう。

いくら良い曲を作ってもライブをするにしても人に届かなければ一緒ですので、ネットを活用して自分(バンド)やオリジナル曲の露出を増やす活動に注力してみてくださいね。

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音楽活動におすすめなネットやSNS

音楽活動

音楽活動をするにあたって、おすすめのネットサイトやSNSを紹介します。

音楽活動においてネットサイトやSNSの目的は2つに別れます。

  • 作品(オリジナル曲)の配信
  • コミュニケーションや情報発信

音楽活動においてネットの使い方を、オリジナル曲を配信する事だけしか考えていない人は少なくないようですが、正直それだけでは難しいです。

有名人でもない、どこの誰とも知らない人やバンドの曲を聴いてくれる人なんて滅多にいませんからね・汗

だからオリジナル曲をネットに配信すると同時に、コミュニケーションや情報を発信する場も必要となってきます。

そこでSNSや音楽活動向けのサイトは多くありますが、その中で個人的におすすめを絞ってみました。

オリジナル曲の配信にオススメのサイト

SoundCloud

海外では有名な音楽配信サイトです。

ジャンルも幅広く無料で音楽を共有できるので、音楽配信というよりも音楽を共有する趣旨が強いサービスですね。

SoundCloudの特徴としては制限なしで無料で楽曲視聴ができて、しかもコンテンツ量が多いんです。またSNSのような使い方もできます。

英語のサイトで日本語には対応していないのがネックですが、それほど難しい英語も使われていないので、慣れれば活用できると思います。

SoundCloudはオリジナル曲を公開する場として活用するのがいいと思います。

SoundCloud

Discover and play over 320 million music tracks. Join the wo…

note

noteとは文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を配信するサイトです。

近年、ブロガーやネットビジネスをしている人が活発に使っている印象があります。

通常のブログやSNSのように無料で公開できますが、有料化することも可能です。

しかも複数をパッケージとして有料化することも可能なので、シングル、アルバムと使い分けてオリジナル曲を販売することもできます。

note(ノート)

クリエイターが文章やマンガ、写真、音声を投稿することができ、ユーザーはそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラット…

ニコニコ動画

もはや一つの文化ともいえる動画配信サイト。

米津玄師やDAOKOなど「ボカロP」や「歌ってみた」などの独自の音楽文化があります。

また一昔前はレコード会社の人がチェックして、有能な「ボカロP」や「歌ってみた」のアーティストを勧誘していたことも。(現在は分かりませんが・・・)

口コミの拡散力が非常に高いことでも有名でしたが、ニコニコ動画の独自色が強くジャンルやウケる好みが偏っている印象があります。

ピークを過ぎた感のあるサイトではありますが、投稿した動画に対して奨励金がもらえる「クリエイター奨励プログラム」などクリエイターを応援するサービスもあります。

ニコニコ

日本最大級の動画サービス、ニコニコ(niconico)。動画にコメントを付けて楽しむニコニコ動画や、生放送番組にリアルタ…

YouTube

動画サイトの中では最も有名で規模の大きいサイトですね。

ニコニコ動画と同じく動画配信サイトですが、YouTubeはよりライトで一般層向けの世界中で定番のサイトなので、ぜひ音楽活動に活用したいサイトです。

MV動画を作るつもりがなくても、静止画と音源でアップすれば十分活用できますし、個人的にはシェアしやすいのでオススメ。

YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと…

コミュニケーションや情報発信に向いているSNSやサイト

Facebook

Facebookは動画をアップすることが可能ですが、それよりもコミュニケーションに向いているSNSです。

また海外の利用者が多いので世界中の人に知ってもらったり、聴いてもらえる可能性が高いSNSでもあります。

Facebookで投稿や写真などをチェックできます。…

Twitter

Twitterも動画を埋め込みアップロードできますが、人目を引くような曲でもない限り拡散することはありません。

それにツイートは流れてしまい一過性なものなので、オリジナル曲をアピールするにはあまり向いていないです。

DMやコメントでのコミュニケーションも取れますが、情報を発信する事を目的として活用するのが良いですね。

X (formerly Twitter)

ブログやホームページ

ブログやホームページは自分や曲をアピールする場としては最適です。

プロフィールやライブや楽曲など音楽活動に関係する情報を発信できます。

またオリジナル曲を配信することもできます。

それ以外でも自分のバックボーンだったり音楽に対する気持ちを発信することで、共感してくれる人が現れることもあります。

コミュニケーションも取れるので、コミュニケーションを取っているうちにファンになってくれたりオリジナル曲に興味を持ってくれることも。

また同業者からコラボのお誘いやオリジナル曲を売ってくれと言われることなんかもあります。

無料ブログのアメブロでもいいですし、WordPressで本格的なブログやホームページを作ってみても良いですね。

→ 【初心者向け】ブログの始め方と音楽活動で有効活用する方法

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プロとアマチュア(&趣味)の違い

音楽活動

最後にプロとアマチュアの違いについて解説します。

プロとアマチュアの違いは音楽でお金を稼げてるかどうかです。

もっと厳しく言えば、それで生活できているかどうか。

なので、技術レベルの差ではありません。

ぶっちゃけプロと呼ばれている人は非常に多いです。

知名度のある有名なプロの方は、たくさんいるプロの中でもごく一部。

またプロデビューしてもインディーに戻る人もいます。

突っ込んでいうとプロもピンきりです。素晴らしい人も多い一方で「?」って思う人も。

逆にアマチュアでも技術や感性が凄い人も少なくありません。

作り手もバンドも歌手も埋もれているアーティストは多いだろうなぁって思います。

だからプロだからといって相手の言うことを信じすぎないように注意してくださいね・汗

よく「〇〇(有名人・芸能人)と仕事したことある」と自慢げに語るプロは注意かなぁって思います・笑

更に女性は特に気をつけてほしいのが、出会い目的で接触する人も少なからずいます。

有名プロダクションやレコード会社の名前を出して、歌手志望のボーカルの方と出会い目的で会おうとする人が。

なので、芸能人や有名プロダクションやレコード会社の名前を出して話してきた場合は、明らかに証明できるようなモノが無ければ鵜呑みにせず慎重になってください。

もちろん本物の有名プロダクションやレコード会社の人の場合もありえますし、

人間的にも音楽的にも凄い人や素晴らしい人はいますが、そうでない人も残念ながらいるので気をつけてくださいね。

最後に

音楽活動はネットやSNSを活用することで、大きく楽しいものとなり得ます。

ただネットにオリジナル曲を配信しただけでは、聴いてもらえることは少ないです。

だからこそオリジナル曲の作者やプレイヤーがどういう人物かを知ってもらい、興味を持ってもらうことが大切です。

興味を持ってくれたら、曲を聴いてもらえたりファンになってくれる事も十分ありえます。

自分を発信してコミュニケーションを取ることで、作品の質がたとえ低かったとしてもファンになってもらえます。

ここで重要なのが続けることです

すぐには成果は出てこないかもしれませんが、地道に継続することで徐々に反応や成果が現れてきます。

なので、まずネットもSNSでのアピールも含めて、音楽活動を楽しむことが続けられる秘訣だと思いますよ^^

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