日本語ラップの黎明期を支えていたグループの一つライムスター(RHYMESTER)。
ライムスターは日本語ラップの中でも幅広いテイストの曲が多いグループで、アッパーなものからオシャレなモノまで多彩です。
今回は数あるライムスターの名曲を10曲に絞って紹介していきます。
僕の好みと新しい曲を多く選んでいるので、偏っているかもしれませんが良い曲がたくさんあります。
それでは早速見ていきましょう!
ライムスターの名曲8選
The Choice Is Yours
2012年にリリースされた12枚目シングル。
この曲のキャッチコピーは
「音楽の可能性を信じるモノたちへ これが混迷の時代を切り開く新しいアンセム!」
2011年に起こった東日本大震災から間もなく、まだ世間が混乱していた時の
社会・政治に対して自分で選択していくんだ
というような、メッセージ性の強い曲です。
リリカルですが、オシャレでスピード感のある曲調でライムスターらしいかっこよさがあります。
It’s A New Day
2013年にリリースされたアルバム『ダーティーサイエンス』の収録曲。
聴き心地の良いチルな雰囲気ですが、メッセージ性のある一曲。
先に紹介したThe Choice Is Yoursと同じく、東日本大震災後の社会に対して頑張る人たちに対しての曲かなとも感じます。
日常の生活と心象が表現されたリリックなので、共感出来る部分も多いと思います。
ゆめのしま
2013年にリリースされたアルバム『ダーティーサイエンス』の収録曲。
スピード感がってアッパーですが、ポジティブでメッセージ性のある一曲。
テーマは「今の日本を歌う」
先に紹介したThe Choice Is Yours、It’s A New Dayと同じく、東日本大震災後が起きて混乱したり絶望しても人は立ち上げって進んでいける、という震災後の日本国民へのメッセージが込められていると感じます。
曲としてもめっちゃカッコいい!
B-BOYイズム
1998年にリリースされたライムスターの代表曲。
ライムスターのオススメ曲を挙げれば、必ず入ってくる曲の一つです。
まだインディーズ時代に出した曲で、アンダーグラウンド感をあまり感じさせないシニカルでライムスターの色が分かる一曲ですね。
人間交差点
2015年にリリースされたシングル。
オシャレでアガる一曲で、ホーンセクションなどジャジーでオシャレなトラックとライムスターの相性が良いなぁって思った一曲。
オシャレなとトラックとライムスター(Mummy-Dと宇多丸)のラップがハマって心地よいですね。
Kids In The Park feat. PUNPEE
2015年リリースされたアルバム「Bitter, Sweet & Beautiful」の収録曲。
ゆる~いオフビートが心地良い一曲。
特に客演のPUNPEEが歌うフックがめっちゃ心地よくライムスターとのコラボの相性はバッチリな感じです。
日本語ラップのイメージを変えてくれる曲の一つですね
Still Changing
2015年にリリースされたシングル。
先に紹介したKids In The Parkとはまた違ってテイストで、アングラで不良・ストリート感のイメージのある日本語ラップの印象を変える曲の一つ。
トラックがめっちゃオシャレで、オシャレだけでなくフレーズが印象的で耳に残ります。
そんなトラックにライムスター(Mummy-Dと宇多丸)ラップがハマる中毒性のある曲ですね。
ONCE AGAIN
2009年にリリースされたシングル。
活動休止後初のシングルで、プロデューサーは先に紹介したStill Changingと同じくBACHLOGIC。
ポジティブで前向きで明るくてやる気を出させてくれる曲です。
またDABO、TWIGY、 Zeebraが客演しているリミックス版もカッコいいので超おすすめ!
ライムスターの名曲2選(客演)
ジャズィ・カンヴァセイション(SOIL &”PIMP”SESSIONS)
インストジャズバンド「SOIL &”PIMP”SESSIONS」に客演した2013年にリリースされた曲。
ジャズにラップを融合させたスタイルで、バーで流れても違和感ないオシャレでカッコいい一曲。
ガッツリなジャズにまで客演できるライムスターの振り幅の広さに驚いちゃいますね!
Sky is the Limit(lecca)
レゲエ歌手「lecca」に客演した2013年にリリースされた曲。
レゲエ&ヒップホップでアガる曲で、ラップも若干レゲエよりな部分もありますがライムスターの良さは健在。
leccaの伸びのある歌声もまた聴き心地が良い、ライムスターと他ジャンルのコラボその2ですね!
最後に
90年代日本語ラップの名曲をまとめました。
日本語ラップは1980年代に生まれ、その後1990年代に黎明期を支えた大御所やレジェンドと呼ばれるグループやMC・曲が登場しました。 今でも活躍しているアーティストももちろんいて、今の日本語ラップの原点ともいえます。 今回は19[…]
ライムスターの名曲は客演含め、他にもたくさんありますが自分が好きな&日本語ラップを聴かない人でも聴きやすい曲をメインに選びました。
日本語ラップの中ではスチャダラパーとはテイストが違いますが、同じく聴きやすく、日本語ラップのイメージを変えてくれるようなグループです。
日本語ラップの黎明期から活躍し、RIP SLYMEやKICK THE CAN CREWを世に出したきっかけとなってグループでもあります。
日本の大御所・オールドスクールのヒップホップグループの中では一番聴きやすいですね!