日本語ラップは
- Zeebraなど2000年代前後から黎明期を支えた世代
- 黎明期の世代に影響を受けた発展期(2000年代)の世代
そして、更に2010年に入り更に下の世代が台頭してきました。
そこで今回は2010年代を代表する日本語ラップのMCをまとめました。
もちろん2010年代には多くのMCが活躍を網羅していますが、入門編として抑えておくべき鉄板のアーティストに絞っています。
それでは早速見ていきましょう!
SALU
北海道生まれ、神奈川県厚木市出身。
2012年にファースト・アルバム『IN MY SHOES』をリリース。
2018年からLDHに所属。
名プロデューサーBACHLOGICが才能に惚れ込んだMCで、楽曲や容姿など今までの日本語ラップのスタイルとは違ったインパクトを与えたMC。
ポップで優しい印象の曲もあれば尖った曲もあり、特に近年ではリリカルなもの、パリピっぽいもの、チルっぽいものなど幅広いです。
日本語ラップのゴリゴリ感・ストリート感は無いので、日本語ラップを聴かない人でも聴きやすいですよ。
そんなSALUの人気曲を以下の記事にまとめています。
⇨ 【日本語ラップ】SALUの人気曲まとめ|初期から新作までおすすめ10選
SALUは2010年代の日本語ラップの代表的なMCの一人。 ポップで聴きやすい曲から、シリアスでダークなモノまで幅広いです。 今回はSALUの初期の作品から新作(記事作成時点)まで人気曲をまとめました。 僕の好みで選んでいるので、偏っ[…]
AKLO
日本人とメキシコ人のダブル。
2012年にソロ・ファースト・アルバム『THE PACKAGE』をリリース。
今までの日本語ラップにはなかった、斬新で新しいサウンドとスキルフルなラップが印象的なMC。
SALUと共に2010年代前半に衝撃を与えまえした。
そんなAKLOの人気曲を以下の記事にまとめています。
⇨ 【日本語ラップ】AKLOの人気曲まとめ|おすすめの10曲を選んでみた
AKLOは2010年代の日本語ラップの代表的なMCの一人であり、バイリンガルラッパー。 AKLOの曲は斬新で新しいサウンドとスキルフルなラップが印象的です。 今回はそんなAKLOの人気曲をまとめました。 僕の好みで選んでい[…]
ZORN
東京都、葛飾区新小岩出身。
2010年にファースト・アルバム『THE N.E.X.T.』をリリース。
旧MC名・ZONE THE DARKNESSの時はポエトリーリーディングのテイストが強く、ストーリー性の強い叙情的な楽曲が素晴らしかったです。
現在はストリートや家庭のことなど自身の等身大をリリックにしていることが印象的であり、パンチラインを量産するMC。
リリックのインパクトが非常に強いMCで、共感できたり記憶に残ることが多いですね。
そんなZORNの人気曲を以下の記事にまとめています。
⇨ 【日本語ラップ】ZORNの人気曲・名曲まとめ|おすすめの12選
東京・新小岩出身のZORNは2010年代の日本語ラップの代表的なMCの一人であり、特にリリックが印象的なMCです。 パンチラインを量産するMCとしてしても知られている人気の高いMCのです。 今回はそんなZORNの人気曲や名曲をま[…]
KOHH
東京都、北区王子出身。
2014年にファーストアルバム『MONOCHROME』をリリース。
いわゆるストリートや意地を張るようなリリックではなく、もっと等身大の自分を魅せている感じです。
ANARCHYやBADHOPのようなギャングスタでもなければ、パーティーチューンやポップチューンでもない。
またTHE BLUE HARBのようなポエトリー・リーディングでもない。
完全に独立独歩のスタイルでオリジナル。
トラップの流行と共に独自の路線を進んでいたアーティストで、宇多田ヒカルからマライア・キャリーまで共演者も凄く、間違いなく日本語ラップの中で成功した一人であり、日本語ラップシーンに多大な影響を与えたMCです。
そんなKOHHは2020年に引退することを発表しました。
これはKOHH名義の活動の引退を指しているので別名義で何か活動があるのではないか、というファンの予想もありましたね。
KOHHの出現は多くのMCに影響を与えたようで、日本語ラップの自由度が増したきっかけともなったようですね。
KOHHは若くして日本語ラップの一時代を築いたMCであり、引退が惜しまれます。
そんなKOHHの人気曲を以下の記事にまとめています。
日本語ラップのMCの中で最もワールドワイドに活躍し、世界的に知名度も一番高いであろうMC・KOHH。 宇多田ヒカルやマライア・キャリーとの共演など、他のMCより数段上に突き進んでいるMCで、そのスタイルは芸術家ともいえます。 今[…]
最後に
2010年代(過渡期)の日本語ラップのMCと名曲をまとめましたが、他にも色々なMCがいるので今後追記していく予定です。
また2010年代の後半は世代が一つ違う印象もあるので、若手世代はまた別にまとめようと思います。
2010年代は更にテイストがハッキリと分かれだしたのと、スキルフルで才能が一つ抜けている印象もあります。
ストリートカルチャーはあるものの、トラップの流行も相まってギャングスタだけではなく、ポップやチルなど様々なカラーが出てきています。
今回紹介したMCは特にスキルフルで人気の高いアーティストで、それぞれカラーがありながらも日本語ラップの入門編として聴きやすいです。
好きな曲やハマるMCやグループを見つけることが出来れば幸いです。