SALUは2010年代の日本語ラップの代表的なMCの一人。
ポップで聴きやすい曲から、シリアスでダークなモノまで幅広いです。
今回はSALUの初期の作品から新作(記事作成時点)まで人気曲をまとめました。
僕の好みで選んでいるので、偏っているかもしれませんが良い曲がたくさんあります。
それでは早速見ていきましょう!
THE GIRL ON A BOARD feat.鋼田テフロン
2012年リリース。
プロデューサーBACHLOGICのシンガー名義・鋼田テフロンがフックを歌う一曲。
キラキラでガーリーなトラックに、ポップで軽やかなラップが印象的です。
STAND HARD feat.SIMON, NORIKIYO, AKLO & Y’s
2012年リリースのアルバム「IN MY SHOES」のTOWER RECORDS先着特典。
- 映画「TOKYO TRIBE 」でのラップ指導や主題歌を担当したMC・SIMON
- 神奈川相模原を代表するMC・NORIKIYO
- SALUと同世代の代表格のバイリンガルMC・AKLO
- KOHHと同郷のMC・Y’s
アッパーなトラックとリリック、そして5人のマイクリレーが印象的な一曲。
ストリートテイストの中毒性のある曲です!
In My Life
2013年リリースのEPアルバム「In My Life」収録曲で代表曲の一つ。
綺羅びやかで爽やかなトラックに、メロディアスなフックが印象的な曲。
前向きなリリックと聴き心地の良いラップが耳に残る爽やかな曲です。
Tomorrowland
2016年リリースのアルバム「Good Morning」収録曲。
綺羅びやかでリズミカルなトラックにメロディアスなラップが心地よいポップテイストな曲。
ポジティブなリリックとビートが効いたトラックが印象的です。
WALK THIS WAY
2017年リリースのアルバム「INDIGO」収録曲。
ヒップホップよりなトラックと、前向きなリリックと爽やかなフックが印象的な一曲。
爽やかだけじゃなく、オシャレでポジティブ感も感じさせます。オススメです!
夜に失くす feat. ゆるふわギャング (Ryugo Ishida, Sophiee)
2017年リリースのアルバム「INDIGO」収録曲。
ヒップホップユニット・ゆるふわギャングを客演に迎えた一曲。
トラックもラップも浮遊感があり、フックやトラックのリフが耳に残ります。
SALUとゆるふわギャングの相性がバッチリな中毒性が高い曲ですね!
LIFE STYLE feat. 漢 a.k.a. GAMI, D.O
2017年リリースのアルバム「INDIGO」収録曲。
MSCの 漢 a.k.a. GAMI、練マザファッカーのD.Oを客演に迎えた曲。
ストリートでギャングスタのベテランMC二人の客演ですが、チルっぽさのある曲です。
MAKE MY BRAND(古舘伊知郎)
2018年リリース。
フリーアナウンサーの古舘伊知郎とのコラボ曲。
世代の違う二人の主張をぶつけているリリックは面白いですね!
滑らかなSALUのラップと、古舘伊知郎の滑舌の良いラップの対比も印象的です。
RAP GAME
2019年リリースのアルバム「GIFTED」収録曲。
メロウなトラックに滑らかなラップが心地よい一曲。
フリースタイルダンジョンのバトルビートとして使われたことで、より注目を集めました。
ちなみに、元ネタは80年代のR&B・Brenda Russellの「Piano In The Dark」のサビの部分。
この曲は他にEDMのBingo Playersの「Cry (Just A Little)」の元ネタにも使われており、更にこの「Cry (Just A Little)」は、ヒップホップのFlo Ridaの「I Cry」にサンプリングされています。
KURT
2019年リリースのアルバム「GIFTED」収録曲。
緊張感のあるアンビエントなトラックと、シリアスなリリックがドラマティックな一曲。
ダークですが叙情的で、ストーリテリングのリリックは心に響きます。
SALUのポップなイメージとは違う、シリアスな何回も聴きたくなる曲です。
最後に
SALUの曲はポップでメロディアスな聴きやすい曲が多いですが、独自のカラーがあり初期からその才能を認められてきたMCです。
AnarchyやBADHOPなどギャングスタ・スタイルとは違う路線で、瞬く間にスターダムにのし上がった一人ですね。
SALUはそれまでの日本語ラップのステレオタイプなイメージを変えたMCであり、リスナーの幅を広げたのは間違いないと思います。
ポップな印象がありますが、アッパーな曲やダークな曲など独自の世界観で色々なテイストを魅せています。
Z世代ではないですが、かなり新しいセンスを持ったMCですね!