2000年代の日本語ラップの発展期を代表するグループの一つ餓鬼レンジャー。
最近では「ヒプノシスマイク」のライブにゲスト出演したり、楽曲をプロデュースしたことでも話題になりましたね。
2000年代は地方勢の発展・勢いが増し、餓鬼レンジャーは九州を代表する・熊本出身のラップグループで、ANARCHYなど影響を受けたラッパーも多いです。
今回はそんな餓鬼レンジャーの有名曲や人気の曲など、おすすめをまとめました。
僕の好みで選んでいるので、偏っているかもしれませんが良い曲がたくさんあります。
それでは早速見ていきましょう!
火ノ粉ヲ散ラス昇竜
2001年リリース。メジャー・ファーストシングル。
アッパーでハードコアな感じですが、コミカルでもあり中毒性の高い曲。
トラックも耳に残るサウンドで、聴いててアガる曲ですね。
You are Shock Sure Shot
2001年リリース。
ビートの効いたノリいいトラックとラップがかっこいい、かなりアガる一曲。
とにかくキックとスネアが特徴的なビートで、ローテンポですがスピード感を感じる曲です。
ラップ・グラップラー餓鬼
2002年リリース。
音楽番組『CDTV』のオープニングテーマになった曲です。
漫画『バキ』にインスパイアされて作られた曲で、ロックテイストのトラックとMC二人のラップがアガる一曲。
荒く尖った感じがアンダーグラウンド過ぎず、かっこいいですね!
RAINDROPS 〜雨男の慕情〜
元々は2002年にアナログ限定版としてリリースされ、2015年にスペシャルエディットとして再リリースされました。
ゆったりとしたトラックとラップはこれまで紹介したアッパーな雰囲気とはガラリと変わり、どこかチルっぽさも感じる曲です。
バンドワゴン
2002年リリースのアルバム「DA-PONG」収録曲。
シングル「ラップ・グラップラー餓鬼」のカップリング曲で、シングル・バージョンとアルバム・バージョンがあります。
アルバム・バージョンはシングル・バージョンと比べて、MCのポチョムキンのラップが減っている部分があります。
アンダーグラウンド感のあるアッパーな一曲。
トラックもリピート感が強く中毒性のある曲です。
超越 feat. TWIGY & 呂布カルマ
2017年リリースのアルバム「キンキーキッズ」収録曲。
レジェンド・TWIGYとフリースタイル・ダンジョンのモンスターとしても人気の呂布カルマを客演に迎えた曲。
アッパーな感じですがハードコア過ぎないトラックと、TWIGY・餓鬼レンジャー・呂布カルマのそれぞれ違う色のあるラップが中毒性のある曲にしている感じです。
Miss PenPen with 伊藤沙莉
2017年公開の映画『獣道』の主題歌で、主演の若手女優・伊藤沙莉もラップで参加しています。
2017年リリースのアルバム「キンキーキッズ」にはフルバージョンで収録。
少し古いテイストのトラックと耳に残るフレーズとフックが印象的です。
一度聴くとクセになる一曲ですね!
ONE feat. SUGAR SOUL & JESSE
2017年リリースのアルバム「キンキーキッズ」収録曲。
R&BシンガーのSugar SoulとロックバンドRISEのJESSIEを客演に迎えた曲。
これまで紹介した他の曲とは全く違うテイストの曲調で、シリアスなラップとフックを歌うSugar Soulの歌声が切なくも力強い一曲。
2000年代にブームとなったR&B x ヒップホップの現代&餓鬼レンジャー版って感じですね。オススメ!
The Skilled feat. LITTLE & FORK
2019年リリースのアルバム「ティンカーベル ~ネバーランドの妖精たち~」収録曲。
KICK THE CAN CREWのLITTLEとフリースタイル・ダンジョンのモンスターで、ICE BAHNのFORKを客演に迎えた曲。
曲名のとおりラップのスキルを歌った曲で、韻の固さが特徴なのでラップが本当に聴きやすいです。
そんなラップとノリのいいトラックがアガる一曲です。スキルフル!
ちょっとだけバカ with Creepy Nuts
2019年リリースのアルバム「ティンカーベル ~ネバーランドの妖精たち~」収録曲。
今の日本語ラップの先頭を走っているグループの一つCreepy Nutsを客演に迎えた曲。
コミカルでポップ&ノリノリな曲調は、日本語ラップを聴かない人にも聴きやすいです。
最後に
⇨ 【日本語ラップの歴史と名曲】発展期(2000年代~)の人気MCをまとめてみた
日本語ラップは2000年代前後から黎明期から支えたZeebraの下の世代も台頭してきます。 またZeebraたちとほぼ同じ世代であっても、知名度や人気が上がってきたMCもいます。 この時期になると多くの地方勢のMCが活躍し、また[…]
餓鬼レンジャーの曲は、アッパーな曲でもコミカルな曲でも中毒性があり耳から離れないようなモノが多いです。
なので日本語ラップを聴かない人にも聴きやすい曲が多く、ハマったらクセになるグループだと思います。
実際にヒプマイのライブから餓鬼レンジャーを聴いて好きなった人も多いようです。
餓鬼レンジャーは今まで日本語ラップを聴いてない人にとってもオススメのグループですね!