邦楽のクリスマスソングはたくさんあり、定番もたくさんありますが、その中でカラオケでもよく歌われるド定番のクリスマスソングを紹介します。
カラオケでよく歌われているのは、クリスマスソングの新旧の定番が人気のようです。
また邦楽のクリスマスソングでオススメの曲も合わせて紹介します。
それでは早速見ていきましょう。
カラオケ人気の高いド定番の邦楽クリスマスソング
邦楽のクリスマスソングの中で、カラオケでよく歌われている人気の曲はやはり定番が多いようです。
しかし、その定番も
- 昔からの定番のクリスマスソング
- 最近定番になってきたクリスマスソング
がよく歌われているようで、新旧の定番クリスマスソングカラオケランキングの上位に来ています。
そこでカラオケの人気が高い上位5曲を紹介します。
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back number『クリスマスソング』
backnumberのクリスマスソングが今の俺の心境と一緒だから聴いてて感動してくる。
好きだけど…なかなか言えないや pic.twitter.com/YWVmPANOT0— EN.46兎 (@46Usagi_FN) December 12, 2019
新しいクリスマスソングの定番曲になりつつあるback numberの『クリスマスソング』。
カラオケランキングで1位のクリスマスソングで、まさに新しい定番のクリスマスソングですね。
『クリスマスソング』はback numberの14枚目のシングルとして2015年に発売され、5枚目のアルバム「シャンデリア」にも収録されています。
『クリスマスソング』は石原さとみさん主演の月9ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』の主題歌になったことでブレイク。
またミスチルをプロデュースしてきた小林武史さんがプロデュースしている曲でもあります。
邦楽のクリスマスソングの中では新しい定番のクリスマスソングだと思います。
カラオケ抜きにしても人気の高いクリスマスソングで、10代20代にはクリスマスソングの鉄板のようです。
クリスマスソングの曲調
『クリスマスソング』はキャッチーでクリスマスシーズンにぴったりのバラードソングです。
個人的にはとてもシンプルでスタンダードなJPOPバラードって感じですね。カラオケでも歌いやすい曲だと思います。
もちろんアーティストの力量はあると思いますが、やはりキャッチーでシンプルな曲ほど人の心に刺さる感じがします。
また歌詞に共感する人も多く、片思いをしている人やクリスマスに告白しようと思っている人には染み込むような歌ですよね。
色々なクリスマスソングがありますが、10代20代には特にリアルに共感できて印象に残るクリスマスソングだと思います。
桑田佳祐『白い恋人達』
白い恋人達 by 桑田佳祐 #NowPlaying pic.twitter.com/k8KSfNTrP7
— あらけっ™祝3連覇! (@ARAKaRT_Offcial) December 7, 2019
桑田佳祐さんの『白い恋人達』はクリスマスソングの定番曲ですね。
カラオケランキングでも2位のクリスマスソングです。
『白い恋人達』は2001年に発売された桑田佳祐さんのソロ7枚目のシングルです。
発売後初週で52万枚を売り上げたビッグ・ヒットの歌で、間違いなく2000年代を代表する最も人気を得た定番になったクリスマスソングの一つです。
これはもちろん曲自体の良さもあるんですが、桑田佳祐さん自身も出演したコカ・コーラのCMに起用されたことで一気に広がったと思います。
またMVでは内村光良さんやユースケ・サンタマリアさんが出演したことでも話題となりました。
ちなみにMVなどでは桑田佳祐さんがピアノを弾いていますが、CD音源は妻の原由子さんが弾いています。
白い恋人の曲調
『白い恋人』はクリスマスソングとして若い世代からリアルタイムだった30代40代、桑田佳祐さんの歌ってことで50代60代まで幅広い人気がありますが、歌詞の中には
- クリスマス
- サンタ
- トナカイ
- プレゼント
などクリスマスに関連する言葉は使われていません。
だけど、冬やクリスマスシーズンには街中で流れているし、聴きたくなる人も多いですよね。
歌詞の内容的に冬の情景が描かれていて、「聖なる鐘が響く頃」「天使が空から降りてきて」などクリスマスを思わせる言い回しがあります。
なので、冬歌というよりもクリスマスソングだってことが分かります。
最近直接的言い回しの歌詞が多いですが、情景描写や心理描写のセンスを感じる歌詞はさすが桑田佳祐って感じですね~
こちらもキャッチーなバラードでカラオケ歌いたくなるクリスマスソングだと思います。
ただ音域が広いので実際歌ってみると結構難しいかもしれませんね・汗
BoA『メリクリ』
にしても
今日のBoAたんも美しすぎた。
やっぱクリスマス曲の中で
いちばんメリクリ好きだなぁ。 pic.twitter.com/vqJYUAUl3L— まなほ◎|01’s (@mana_ACE01C) December 13, 2019
BoAさんの『メリクリ』も現在はクリスマスソングの定番になっています。
カラオケランキングで3位のクリスマスソングです。
『メリクリ』は2004年に発売されたBoAさんの15枚目のシングルです。
『メリクリ』はシングルバージョンの他に、
- 2008年/「メリクリ~New Best Album Ver~」
- 2009年/「メリクリ [BEST & USA Version]」
- 2015年/「メリクリ (Happy 15th Anniversary ver.)」
3種類のバージョンが発売されていて、韓国語版も含めると計5つの違うバージョンの『メリクリ』があります。
バージョンの違いの楽しさもありますが、BoAさんの歌唱力が上がっていることも発見できる面白さがありますね。
個人的には2015年の「メリクリ (Happy 15th Anniversary ver.)」がよりクリスマスソングっぽく、大人の雰囲気も感じられるので好きですね~
メリクリ(Happy 15th Anniversary)の動画
メリクリの曲調
『メリクリ』は広がりのあるバラードソングです。
特にサビの転調(Gb→Ab)での盛り上がりが場面転換的な印象を与え、曲の広がりと壮大な雰囲気を作っています。
プラス女性目線の暖かい歌詞もクリスマスソングとして人気が高い要因だと思いますね~
『メリクリ』のシングルバージョンはJPOPバラード的な伴奏でした。
「メリクリ (Happy 15th Anniversary ver.)」はピアノとストリングスのオーケストラよりの伴奏なので、より神聖な感じが出ていると思います。
2000年代以降で女性ボーカルの中で10年以上経っても歌われるクリスマスソングは少ないので、貴重なクリスマスソングですね!
B’Z『いつかのメリークリスマス』
B’z彫刻作品を 季節もんに笑。#Bz#稲葉浩志#いつかのメリークリスマス pic.twitter.com/MJyQ5JV2DW
— B’z彫刻 ☆まつえり☆ (@bz_chokoku) December 11, 2019
B’Zの『いつかのメリークリスマス』はもう王道でド定番のクリスマスソングですね。
カラオケランキングで4位のクリスマスソングです。
『いつかのメリークリスマス』は1992年に発売されたB’zのミニアルバム『FRIENDS』に収録されています。
カラオケでもよく歌われる曲だし、男性が自分に酔って歌っているのもよく見かけますね~・笑
歌番組での「クリスマスに聴きたい歌」アンケートでは1997年から2006年まで9年連続1位を取りました。
その後もクリスマスソングとしては不動の位置を築いています。
1994年から2012年までのカラオケランキングでは1位になるなど、長い間親しまれているクリスマスソングです。
『いつかのメリークリスマス』は幅広い世代にしかも男女共にに人気があり、クリスマスシーズンに限らず歌われているのが特徴ですね。
また同業でもあるアーティストの間でも人気が高いのも、他のクリスマスソングとは違うところではないでしょうか。
いつかのメリークリスマスの曲調
『いつかのメリークリスマス』は王道なバラードソングです。
って誰もが知っているので曲調は言うまでもないのですが、B’zならではの男性の哀愁を感じるような切ないクリスマスソングですね。
特に歌詞が秀逸で、歌詞に出てくる「椅子」というワードは注目が集まりました。
B’zの歌詞の特徴でもありますが、男性の心理描写がとても素晴らしく共感できる男性も多いんですね。
『いつかのメリークリスマス』の歌詞は、クリスマスに過去の恋愛を思い起こしている男性の切なさを情景描写や過去の出来事を通して表現しています。
これが曲調と合わさって多くの人の心に響いたのではないでしょうか。
今後も歌われていく王道の切ないクリスマスソングですね。
山下達郎『クリスマス・イブ』
クリスマス・イブ by 山下達郎 #NowPlaying pic.twitter.com/VpynD6dDY4
— にょろにょろ (@nyoronyorochan) December 13, 2019
山下達郎さんの『クリスマス・イブ』は国民的クリスマスソングと言えますね。
日本の中では知らない人の方が少ないので無いかと思うくらい、定番のクリスマスソングです。
カラオケランキングでも5位に入る長く愛されている曲ですね。
『クリスマス・イブ』は1983年に発売された山下達郎さんの12枚目のシングルです。
2015年時点でオリコンチャートに30年連続でトップ100入りしました。
翌2016年には、日本のシングルチャートに連続で入った最多年数の曲としてギネスにも認定されています。
また2019年9月時点で、オリコン週間シングルランキングでのトップ100入りした週の数が通算150週と歴代4位となったそうです。
発売から35年以上も経っているのに、いまだに歌われ愛されているなんて本当に凄い曲ですね。
タイアップもこれまでCM、ドラマ、映画と数多いです。
でも、やはりJR東海のCMが印象に残っているシニア世代の方は多いのではないでしょうか。
クリスマス・イブの曲調
『クリスマス・イブ』の曲調はもう説明するまでもないですが・・・・汗
80年代のJPOPバラードで、山下達郎さんの独特の柔らかい歌声が印象的です。
誰もがクリスマスの世界観に浸れる世代の枠を超えた名曲ですね。
間奏では有名なパッフェルベルの「カノン」のアカペラコーラスが入っているのですが、このコーラスは全て山下達郎さんが歌っているそうです。
山下達郎さんは『クリスマス・イブ』について
間違いなく私の代名詞となって残るであろう一曲。
自分の全作品中、詞・曲・編曲・演奏・歌唱・ミックス、すべての要素がバランスよく仕上がった数曲のひとつ
とコメントしていたそうで、まさに山下達郎さんの代名詞になった曲だし、日本のクリスマスソングの代名詞にもなったと思います。
クリスマスシーズンになったら絶対に一回は聴きますし、逆に『クリスマス・イブ』を聴くことで
「もうクリスマスシーズンか~」
とクリスマスの季節を感じさせる曲ですね^^
邦楽のクリスマスソングで外せない定番2曲
邦楽のクリスマスソングの中でカラオケ人気の高い定番のクリスマスソング以外で、
あと2曲オススメしたい定番クリスマスソングを紹介します。
他にもたくさん邦楽のクリスマスソングはあるので、個人的なイチオシになってしまいますが、
クリスマスシーズンには外せない2曲です。
globe『Depatures』
凍える夜 待ち合わせも出来ないまま
明日を探してる
いつだって想い出をつくる時には
あなたと二人がいい
(DEPARTURES/globe)pic.twitter.com/4rxPJnxAUL #小室哲哉— We♡TKmusic_ (@t_k_music_) December 5, 2019
globeのウィンターソングといえば『Depatures』。
globeは、小室哲哉、KEIKO、マーク・パンサーのユニットで、1990年代後半に日本の音楽シーンを席巻した小室ブームを牽引したアーティストの一つです。
『Depatures』はglobeの4枚目のシングルで1996年に発売されました。
発売日が1月ということや歌詞の内容からも、厳密に言えばクリスマスソングではなくウィンターソングなのですが、クリスマスソングとして聴いても雰囲気は出ると思います。
『Depatures』の約230万枚とダブルミリオンを達成し、globe最大のヒット曲になりました。
またJR SKISKIのCMが印象的だったことも人気と売上につながったと思います。
Depaturesの曲調
『Depatures』は小室哲哉さんの特徴でもあるピアノのバッキングフレーズが印象的ですね。
メロディの音程も高いのが小室哲哉さんの曲の特徴ですが、『Depatures』も同じくです。
アップテンポのバラードで、ピアノのフレーズが綺麗で冬や雪を感じさせるのは、さすが小室哲哉!って感じがします。
歌詞はダブル・ミーニングにしているようで、男女2人の関係を歌っているのですが、
- 今一緒にいる2人
- 別れた後に思い出している2人
と、幸せにも不幸にも取れるような切ないバラードになっています。
どちらの世界観になるかはリスナー次第なので、2つの意味を踏まえて聴いてみるとまた違う印象を持つかもしれませんね。
ちなみに紹介した動画は後者の別れた後に思い出している女性をイメージしたMVになっています。
坂本龍一『Merry Christmas Mr Lawrence』
ピアノの戦メリは、ライブの度に美しい情景を想像させる。教授の天才加減に涙がでる。
Now Playing:
merry christmas mr. lawrence / 坂本龍一 pic.twitter.com/8BoasYeXZB— K(でびしるだった人) (@jd6959) January 27, 2015
坂本龍一さんの『Merry Christmas Mr Lawrence』は世界的に有名な曲ですね。
日本でも「戦メリ」と呼ばれる有名なインスト曲で、クリスマスシーズンに耳にすることも多いと思います。
『Merry Christmas Mr Lawrence』は1983年に公開された映画「戦場のメリークリスマス」のサントラに収録されている曲です。
国内だけでなく海外のアーティストもたくさんカバーしている、日本が誇る世界的な楽曲の一つです。
ちなみに世界的に人気のR&BシンガーChris” Brown(クリス・ブラウン)もサンプリングとして起用しています。
久石譲さんの楽曲も人気は高いですが、個人的には日本のインストゥルメンタル(歌ナシ)の楽曲でこれほど知名度が高いのは他に無いと思います。
『Merry Christmas Mr Lawrence』はたくさんのアレンジがあります。
その中でやはり人気が高いのはピアノ・ソロやピアノとヴァイオリン、ヴィオラの三重奏です。
特にピアノ・ソロはピアノを弾きたいと思わせる曲の一つだと思います。
Merry Christmas Mr Lawrenceの動画
Merry Christmas Mr Lawrenceの曲調
『Merry Christmas Mr Lawrence』は坂本龍一さんが評している
西洋でも東洋でもない、他のなんでもない、わけのわからないもの
というテーマのように、オリエンタルな要素がありつつも完全にオリエンタルではなく、どこか不思議な世界観です。
神聖な感じもするし切ない感じもするし、静と動が入っている・・・
何とも言えないですが、人の心に残る曲ですね。
曲の作り方もペンタトニック、四七抜き音階にしつつも完全にその音階にしていない、チューニングをわざと外す等、とても高度です。
「戦場のメリークリスマス」のサントラは全て音楽を担当していた坂本龍一さんの楽曲ですが、圧倒的に『Merry Christmas Mr Lawrence』が好まれているそうで、
その理由として坂本龍一さん自身は
シンプルで覚えやすいメロディが原因ではないか
と分析しているそうです。
坂本龍一さんの分析のように、シンプルで耳に残り、人の琴線に触れるようなメロディだと思います。
叙情的なクリスマスの曲はクリスマスソング(ソングではないですが)としてチェックして欲しい一曲ですね!